クリニックサンルイ トップページ > トピックス > その他 > 本格的な免疫療法の時代到来 第15回日本がん免疫学会総会に参加して

こんにちは
私個人としては癌の免疫療法をこれで約10年行っています。インターフェロンをがん治療に応用した岸田綱太郎先生と一緒に約8年3種類の異なる免疫療法を実施し、それぞれの免疫療法の利点と欠点を実感し、この4年間テラ株式会社と提携し、樹状細胞治療を本格的に行うようになり、まだ決して100%満足できる結果が出ているとはいえませんが、最近ますます治療効果を実感する例が増えて来ました。それには色々な要素が入っています。標準治療の進歩も目覚しく、副作用の少ない、免疫の力をあまり落とさない抗がん剤の開発や分子標的薬と呼ばれるがんだけを選択的に攻撃する抗体分子が次々と認可されたこともあり、放射線治療や粒子線の治療の分野の目覚しい進歩も大きいと思います。免疫療法はそういった治療とは相容れないと思われていた時代から、そういった治療と組み合わせることがより高い効果をもたらすという考え方に変わり、手を携えて一緒に協力して患者さんの健康をとりもどすことが一般に広く認められる時代になって来ました。癌になっても、もっと長生きできる時代がそこに来ていることを感じます。